てんせんめんの長期投資の旅

投資を学び、資産と自分自身の成長を 追及していきます

GAN 2020 Q2 決算発表

8月20日(木)の米国株式取引終了後、GANの2020 Q2決算(4-6月)が発表されました。

GANの収益は、システム提供しているカジノのGross Operator Revenue (GOR) x Take Rate (TR)と理解するのが良いと思います。GORはさらに総利用日数 x 単価に分解することができます。2019 Q2と比べたKPIは以下の通りです。

総利用日数:4.8mmから5.6mm +16.7%増加
単価:   $11.52から$23.02 +100%急増
TR:    7.6%から6.4%   -15.7%減少

GORは55mmから129mmと+135%増加し、売上は4.2mmから8.3mmと+98%増加しています。コロナ禍で実物カジノが閉鎖される中、オンラインカジノ利用が急増していますが、成長の大部分は単価上昇(+100%)由来で、総利用日数は+16.7%とそこまで伸びていないことがポイントかなと思いました。

ニュージャージー州(NJ)やペンシルバニア州(PA)のオンラインカジノ売上もここ数ヶ月はGORが横ばいになっていて、GANの成長は既存州での新規オペレータ獲得+新規州の市場開放にかかっていると思います。

現在の市場はNJ(890万人)やPA(1280万人)。近日中に開放が予定されているのが、ミシガン州(1000万人)です。人口比では市場が倍増することになりますが、NJはアトランティックシティというカジノ街があるので、単純に人口比で市場想定して良いのか悩ましいところです。

また、単価はどこまで上がると考えれば良いのでしょうか?NJの月次データを見る限り、伸びは鈍化しつつあります。6月の水準で横ばいと仮定した場合でも、4-6月平均よりは上振れるはずです。